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第2回エコプロダクツ大賞の結果について

平成17年11月30日

エコプロダクツ大賞推進協議会
(財団法人 地球・人間環境フォーラム)
(社団法人 産業環境管理協会)
(交通エコロジー・モビリティ財団)
(社団法人 日本有機資源協会)

 エコプロダクツ大賞推進協議会(会長:近藤 次郎/東京大学名誉教授)は11月30日、「第2回エコプロダクツ大賞」(主催:エコプロダクツ大賞推進協議会、後援:財務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)の審査結果を発表しました。

 「エコプロダクツ大賞」は、環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービス(エコプロダクツ)を表彰することを通じて、それらに関する情報を需要者サイドに広く伝えるとともに、エコプロダクツの供給者である企業等の取り組みを支援することで、わが国におけるエコプロダクツのさらなる普及を図ることを目的に、昨年(2004年)創設されたものです。また、今回からは中小企業のエコプロダクツへの取り組みを奨励するために、審査委員長特別賞(奨励賞)が新設されました。

 エコプロダクツ大賞は、「エコプロダクツ部門」と「エコサービス部門」で構成されますが、今回の大賞には「エコプロダクツ部門」115件、「エコサービス部門」25件のあわせて140件の応募がありました。

 エコプロダクツ大賞推進協議会内に設置された審査委員会(審査委員長:石谷 久/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授)における審査の結果、最もすぐれたエコプロダクツとして、エコプロダクツ部門において経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞の3件の大賞が、エコサービス部門において農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞の4件の大賞が、それぞれ決まりました。

 また、大賞に次いですぐれたエコプロダクツとして、エコプロダクツ部門で4件、エコサービス部門で4件がエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)に決まりました。さらに新設された審査委員長特別賞(奨励賞)として、中小企業からの応募案件であるエコプロダクツ部門3件、エコサービス部門2件がそれぞれ表彰されることとなりました。

 なお、表彰式は12月15日(木)10:10より、同日から東京都江東区の東京ビッグサイトにおいて開催されているエコプロダクツ2005(*)展示会の会場内で実施されます。また、表彰式に引き続き、大賞受賞者による事例発表も実施される予定です。

*エコプロダクツ2005とは

平成11年から開催されている世界最大級の環境展示会で、今年は12月15日(木)から17日(土)までの3日間、東京ビッグサイトで開催されます(主催:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、社団法人産業環境管理協会、日本経済新聞社)。(http://eco-pro.com


第2回エコプロダクツ大賞審査結果

 

■エコプロダクツ部門

経済産業大臣賞 高出力一体形自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機(RHK-23TBA) 日立ホーム&ライフソリューション株式会社
国土交通大臣賞 再築システムの家(URU) 積水化学工業株式会社
環境大臣賞 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「ライフエル」

東京ガス株式会社
株式会社荏原製作所
松下電器産業株式会社

(以上大臣賞3件)
エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)
  家庭用ルームエアコン(MSZ-Z40RS・MSZ-ZXV40RS) 三菱電機株式会社
  インクジェット複合機(PIXUS MP500) キヤノン株式会社
  サンドウェーブG ガラスリソーシング株式会社
  洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」(BW-DV9F) 日立ホーム&ライフソリューション株式会社
(以上、エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞 4件)
審査委員長特別賞(奨励賞)
  ベバスト エアヒーター(Air Top 2000S) ベバストジャパン株式会社
  エコブロワー(eb-C100-01) 株式会社メジャー化学
  レイスタープロテックス 株式会社アルケー企画
(以上、審査委員長特別賞 3件)
 
 

■エコサービス部門

農林水産大臣賞 茶殻リサイクルシステム 株式会社伊藤園
経済産業大臣賞 ESCO事業(日立エネルギーソリューション) 株式会社 日立製作所 エネルギーソリューションサービス推進本部
国土交通大臣賞 みまもりくん いすゞ自動車株式会社
環境大臣賞 「環境銀行」環境配慮金融商品の提供 株式会社びわこ銀行
(以上大臣賞4件)
エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)
  オフセットインキ缶リサイクルシステム「東洋MPエコサイクル(TME)システム」 東洋インキ製造株式会社
  天然ガス自動車の大量導入によるグリーン配送 佐川急便株式会社
  NECリフレッシュPC事業 NECパーソナルプロダクツ株式会社
  業界プラットフォーム事業(共同物流) 株式会社日立物流
(以上、エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞 5件)
審査委員長特別賞(奨励賞)
  カーシェアリング・サービス シーイーブイシェアリング株式会社
  製品及び産業廃棄物の記歴管理システム 株式会社アイユー
(以上、審査委員長特別賞 2件)

※第2回エコプロダクツ大賞において受賞した下記の2件については、諸般の事情により受賞者より受賞辞退の申し出がありましたので、2005年12月14日付けで受賞を取り消しました。

・エコプロダクツ部門 エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)「エシェル・セオ(XCH453A22F)」(松下電工株式会社)

・エコサービス部門 エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)「地域と共存した新しいリサイクル工場」(株式会社松下エコテクノロジーセンター)


第2回エコプロダクツ大賞審査委員名簿

石谷 久 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授(委員長)
新井 毅 農林水産省大臣官房環境政策課資源循環室長
池田 秀文 経済産業省産業技術環境局環境調和産業推進室長
加藤 三郎 NPO法人環境文明21代表理事
鎌形 浩史 環境省総合環境政策局環境経済課長
小鞠 昭彦 国税庁課税部酒税課長
辰巳 菊子 社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事
玉木 良知 国土交通省総合政策局環境・海洋課長
永松 惠一 日本経済団体連合会常務理事
二川 一男 厚生労働省医政局経済課長
山本 良一 東京大学生産技術研究所教授
  (審査委員長を除く氏名の五十音順)

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